株式市場 stock market 2004 9 23
株式市場には、不思議があります。
それは、「数年前にあったITバブル相場」と「今の相場」です。
ITバブル相場の時は、不思議でした。
あの当時は、インターネット環境が、
ダイヤルアップ接続で、低速のインターネットでした。
にもかかわらず、ITに関する銘柄ならば、何でもかんでも急上昇しました。
私は、「こんな低レベルのインターネット環境で、何がIT相場なんだ」と、
不思議に思っていました。
「インターネットを知らない人たちが、IT相場と叫んでいる」と思いました。
さて、時は、2004年。
今では、インターネット環境は、常時接続の大容量高速通信の時代となりました。
このように、インターネット環境は、やっと充実したものとなりましたが、
インターネット関連の銘柄の株価は、穏やかな動きとなっています。
このように、株式市場には、不思議があります。
一般的に言って、空想を買う時には、いや失礼、
理想を買う時は、株価が急騰し、
現実を買う時には、株価は、穏やかな上昇となります。
何となく、不公平だと思います。
これは、消費者にも言えることです。
何かを買う時は、一生懸命、カタログなどを集めてきて、研究します。
これは、まるで、何かの理想に燃えているような、
あるいは、誰かに恋しているような姿に見えます。
ところが、いざ買ってしまったら、それほど使わないという現実があります。
まるで、熱が冷めてしまったような、燃え尽きた姿となります。
今日(9月23日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「ヤフーが運営する最大手『Yahoo!オークション』の今年4月の取扱高は、
447億円に達し、丸井の同月の売上高(412億円)を上回った。」